キリンも引きこもるほどの強烈なストレスとは?!
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス対策コラム |
ペンギンの園内散歩や、アザラシのユニークな展示で
一躍有名になった、北海道の旭山動物園。
そこへ今年4月に名古屋から新しくやってきた一歳のキリンが、
寝床で引きこもってしまい、
来園者の前に出てこられないという異常事態になっています。
キリンは元々7~16頭の群れで集団生活する動物ですが、
このキリンは親元から離されて、ひとりぼっちで北海道に来ました。
集団から引き離されたストレスと、環境の劇的な変化が引き金となって
引きこもり状態になってしまったのかもしれません。
かわいそうに。
気の毒なキリンは、急にひとりぼっちにされて大ダメージを受けてしまいました。
さて、同じような状況に置かれたとき、人間ならどう感じるのでしょうか。
一つの資料として、"社会的再適応評価尺度 (通称:ストレス尺度) "をご紹介しましょう。
これはアメリカの心理学者、ホームズらが1967年に作成したもので、
「生活上の出来事」が人間にどのくらいのストレスをもたらすのかを
それぞれ数値で表したものです。
リストによれば、強いストレスのワースト5はこのようになっています。
| 配偶者(妻・夫)の死 | LCU=100 (注1) |
| 離婚 | LCU= 73 |
| 配偶者との別居 | LCU= 65 |
| 留置場への拘留 | LCU= 63 |
| 家族の死 | LCU= 63 |
なるほど、人間も
「自分に近しい人との関係が断ち切られる状況」で強いストレスを感じるようです。
たとえケンカばかりしていても、共に暮らす家族がいることは、
心身ともに健康に暮らす上で、とても重要なんですね。
ちなみに、過去一年間の間に体験した項目のLCU値が合計200を超えると、
およそ半数以上の人が、うつ病などの
ストレス関連性疾患(心身症)にかかると報告されています。
心当たりのある方は、早めの対処がおすすめです。
--
注1 LCU : Life Change Unit value
生活上の出来事(環境の変化)が及ぼす「ストレスの強さ」を数値化したもの
参考文献:
よくわかるうつ病のすべて p.112-3 (2005,永井書店)
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