妄想してストレス解消?!
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス対策コラム |
駅員の方への暴力が、ここ5年で倍増したそうです。
うーん、それって、普段の生活でたまってしまったストレスのはけ口?
もしそうだとしたら、なんだかやりきれないですね。
怒りを爆発させ暴力をふるうのは、確かにすぐに思いつく方法ではあります。
でも実際、誰かに暴力をふるったり、ひどい言葉を投げつけたりして直接攻撃したら、
感じているストレスは減るのでしょうか?
……答えは「NO」!
攻撃したことで、一時的に得られた満足感も、
時間がたつと後悔・罪悪感・羞恥心にかわります。
するとその感情をやわらげようと必死にいいわけしたりして、
かえって自尊心が傷つき、また新たな怒りが生まれてしまいます。(*1)
また、攻撃的行動にはかなりのエネルギーが必要なので、
カラダもココロも極度に緊張し、
長い目でみると、血圧上昇で健康を害します。(*1)
怒りによる攻撃はストレス解消どころか、さらに自分を傷つけるだけなんです。
一番いいのは「怒らずに事態を解決する」ことですが、これがなかなか難しい。
では、どうしたら怒りの感情を
うまくコントロールできるようになるのでしょうか。
一つの方法として、「感情移入法」をご紹介しましょう。
例えば、駅員さんに時間をたずねたときに、ちょっと冷たい対応を受けたとします。
その態度に「なんだこのやろう、バカにしやがって」と思うと怒りがわきますが、
駅員さんの立場に立ってみると、別の解釈がみえてきます。
頭の中であの駅員さんになったつもりで、質問を受けてみましょう。
質問 「どうしてあの人に、そっけない態度をとったの? あの人のことキライなの?」
あなた「……そんなことないよ、知らない人だし」
質問 「じゃあ、どうしてもっとていねいに対応しなかったの」
あなた「…… ……次の電車がもうすぐ来るから、
アナウンスする内容をおさらいしてて、頭がいっぱいだったんだ」(*2)
なーんだ、あのそっけなさは、
自分をバカにしていたわけじゃなかったんですね。
それなら、「もっと親切な態度で教えてくれよ」と冷静な提案もできそう。
この方法は、いろいろな場面で使えますので、ぜひおためしあれ。
--
*1 参考:お医者さんに効く!ストレス解消ハンドブック p.99-100 (2005, じほう)
*2 参考:いやな気分よ、さようなら~自分で学ぶ「抑うつ」克服法 第2版 p.190
(2004,星和書店)
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