ストレスが引きおこす、慢性疲労のメカニズム(後編)
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス対策コラム |
お待たせしました、前回の続きです。
ずーっと疲れが取れない「慢性疲労」は、ストレスのたまりすぎが原因でした。
でも、ここまで疲れてしまうまえに何とかするには、どうしたらいいのでしょう。
答えは、「どうしようもなく疲れはててしまう前に自分で気づくこと」。
疲れに気づけば、少し休んだりして、体調を整えられますよね。
えっ、そんなの簡単? いえいえ、実はこれがむずかしい。
なぜなら、疲れたな~と自分で感じる「疲労感」が少ないからといって、
脳に蓄積している「疲労」が少ないとは限らないからです。(*1)
意欲や達成感に満ちた状態では、疲労感がおおい隠され、見えにくくなります。
働きすぎてついに亡くなってしまう「過労死」の方は、
達成感のある仕事をしているケースが多いそう。(*1)
「疲労感」、つまり疲れた感覚はアテにならないんですね。
では、「自覚のない疲れ」はいったいどうやったら測れるんでしょう。
方法を2つご紹介しましょう。
・労働者の疲労の程度を測る 自己チェックシート(*2)
・脳年齢 脳ストレス計 "アタマスキャン"
"アタマスキャン"は、セガトイズが発表したソフトウェアで
ATMTという方法を用いて脳の中の疲れを数値化(*3)できるというスグレモノです。
日本薬局の店頭で現在デモプレイが行われているので、早速チャレンジしてみたところ、
私は疲労度29%とのこと。あら、意外と疲れてないのね。
デモプレイをするために、薬局に足を運ぶ道すがら
ばっちりウォーキングして汗をかいたから、
プレイした時はアタマの疲れがとれていたのかな。
チェックシートの方はリンク先にありますので、気になる方はやってみてください。
感じる疲労感だけに頼らず、べつの方法で疲れ度合いをはかり、
自分をいたわる習慣をもちたいものですね。
ちなみに、疲労の原因は「乳酸」だという説はもう古く、
乳酸にはむしろ疲労をやわらげる効果すらあることが明らかになっています。(*4)
「疲労の原因、悪玉乳酸を退治するために○○を食べましょう」
なーんていう宣伝は、もう古いですよ!
--
*1 文部科学省 科学技術振興調整費プロジェクト「疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究」班HP内コンテンツ 脳の疲れを測るには
*2 厚生労働省 労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(PDF版)
*3 文部科学省 科学技術振興調整費プロジェクト「疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究」班報告書 疲労の定量化及び指標化技術の開発
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