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2006年08月26日

男は黙って、うつ悪化?!

書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) カテゴリー:ストレス対策コラム

突然ですが、あなたは、
ちょっと気分が落ちこんだとき、どんなことをして解消しますか?

友達に聞いてみたところ、
女性は「おしゃべりで解消」がダントツで一番人気。
男性なら、だまって趣味に没頭したり、体を鍛えたりすることが多いようです。
脳の構造は男女でちがうといわれていますが、
ストレス解消法にも性別のちがいが出るなんて、おもしろいですね。

このように、男女の差はふだんの行動でもみられますが、
実は、落ちこみ方がひどくなって、病的なレベルになってしまった時の行動も
男女ではっきりとした違いがあることがわかったんです。

富山県の臨床心理士、山藤奈穂子さんらが
04~05年に県内の会社員約600人を対象にアンケートしたところ、
抑うつ度が高い「高うつ群」にあてはまる人のうち、
精神科に行くと答えた人は、男性9%、女性8%と差がなく低かったのに対し、
知人・家族に相談するのは、男性6%、女性46%で完全に女性優位、
自分で解決しようとするのは、男性69%、女性25%で
圧倒的に男性に多かったそうです。(*1)

研究の結論は、
「会社員の男性はうつ症状を経験しても、
家族にも会社にも症状を知られないようにして、
自分で解決しようと考えながら、
どのような医療機関も受診しようとせず我慢し続ける傾向が非常に強い」
とのことでした。(*1)

うーん、これって、かなり重要な情報ですね。
8月17日の朝日新聞でも取り上げられましたが、
あなたは、どう思いますか?

ところで、日本国内での調査結果によると
うつ病の有病率は、女性の方が男性よりも2倍多い(*2)ものの、
自殺率は、女性よりも男性の方が2.5倍多い(*3)ことが分かっています。
この差の理由って、もしかしたら、男女の行動の違いにあるのかも。

女性はおしゃべりだ、と言われていますが、
誰かに気軽に相談できるという意味で、おしゃべりは重要かもしれません。
そういえば、自殺の特効ワクチンは、「グチる」こと!でしたね。
おあとがよろしいようで。


--
*1 山藤奈穂子、武内徹:受診しない人のうつ症状は軽いのか?(その2)-会社員のうつ症状と受診行動-.第3回日本うつ病学会,東京,2006.7, 演題番号P2-01

*2 Kitamura T, et al., Epidemiology of psychiatric disorders in Japan; Images in Psychiatry. Nakane Y, Radford M (eds), p37-46, World Psychiatric Association, Paris

*3 日経サイエンスHP 特集 自殺は防げる データで見る日本の自殺




次回も読んでくれます?
すごく Yes の方 投票する! 
やや Yes の方 投票する? 
別に … の方 ハーブ でも飲んで、もっと素直な子になって下さい


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