出産がうつを呼ぶ?! ~オンナって大変!~
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス対策コラム |
秋篠宮妃の紀子さまが、ついにご出産されましたね。
日本中がすっかり祝賀ムードの中、私の友達が偶然、ちょうど紀子さまとほぼ同時に出産をむかえていました。
彼女の子供は9/7に入ってすぐ、真夜中0時33分に誕生。
「たった33分のズレで、お子さまと同じ誕生日になれなかったよ~」と
ちょっぴりがっかりしていましたが、
私としては、彼女の初産が無事にすんで、まずはほっと一安心。
出産前は、すいかのようなまんまるのお腹が重そうだったけど、
赤ちゃんが出てきた今となっては、重いお腹もなつかしいのかな。
さて、このように出産は女性のカラダにとっての一大イベントですが、
出産で大きく変わるのは、体型だけではありません。
高い確率で、ココロも大きく変化するんです。
それがあの「マタニティブルー」。
ご存じの通り、マタニティブルーは
出産の前後に起こる、気分のネガティブな変化のことです。
産褥期の妊婦10~50%に起こるとされていて、
多くは出産して2-3日後にあらわれ、およそ2週間程度でおさまっていきますが、
約5%がそのまま「産後うつ病」に移行してしまうとされています。(*1)
妊婦全体では、1000人のうち5~25人が産後うつ病になってしまう計算です。
マタニティブルーの時の気分は、例えばこんな感じ。
「待望の赤ちゃんが生まれてハッピーなはずなのに、なぜか不安な気持ち。
気持ちがあせったり、落ちこんだりして、寝つきも悪い。
生まれたばかりの赤ちゃんだって、ちっともかわいく思えないし、
夫には妙に腹がたつし、なんだか、泣きさけびたい気分。」(*2)
こんな気分が、産後2週間たってもまだ続くなら要注意です。
産後うつ病にかかってしまっているかもしれませんから、
迷わず専門の医師に相談してくださいね。
残念ながら、マタニティブルーや産後うつ病の原因は
今でもはっきりしていません。(*3)
出産行為そのものに感じるストレスや、環境の変化で生じる様々な心理的葛藤に対し
適切なサポートを得られない場合、
うつ状態におちいるリスクが高いと考えられています。(*3)
出生率が年々減る日本ですが、出産はもちろん大切な営みの一つ。
大切なひとを無用に傷つけないために、
妊婦の感じる気持ちの変化を、ぜひよく知っておきたいものです。
--
*1 鹿島晴雄ら編:よくわかるうつ病のすべて p.284-286 (2005,永井書店)
*2 参考: 鹿島晴雄ら編:よくわかるうつ病のすべて p.284 (2005,永井書店)
*3 Dennis CL. Psychosocial and psychological interventions for prevention of postnatal depression: systematic review. BMJ. 2005 Jul 2;331(7507):15.
参考HP:ママブルー 産後うつ状態の回復に役立つ情報ポータルサイト
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