10時間寝る人の3割がうつ予備軍?!うつにならない睡眠とは
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス対策コラム |
突然ですが、あなたは
毎日何時間くらい寝ていますか?
「7~8時間」なら、あなたのうつ危険率(*1)はわずか6.7%。
「5時間以下」だと危険率23.8%、
「10時間以上」では、危険率27.2%!
なんと、現在の睡眠時間で
あなたがうつである確率、「うつ危険率」が分かってしまうんです。
5時間以下、あるいは10時間以上だったら
うつじゃないかどうか、一度疑ってみてもいいかも。
このデータの元は、先日発表された
「日本人の睡眠に関する大規模調査」です。
2万人以上からアンケートを取って
睡眠時間とうつの関係を調べたところ、
「睡眠時間が7時間の人たちが、一番うつ危険率が低い」
事実が浮かび上がってきました。
ここまで大人数で、細かく調査した例は初めてとのこと。
睡眠時間とメンタルヘルスって、密接に関連しているんですね。
「なるほど! じゃあ、睡眠時間を7時間にすればうつになりにくいんだ」
って思うでしょ?
でも、話はそこまで単純じゃないんです。
なぜなら、最適な睡眠時間は人によってずいぶん違うから。
かのエジソンは4時間、アインシュタインは10時間寝ていたように、
人間にはショートスリーパーとロングスリーパーがいて、
100%全員が7時間で満足できるわけではないんです。
実際、報道の元となった論文(*2)をよーくチェックすると、
睡眠時間以外にもう一つ、
「よく眠れたと思うかどうか(睡眠充足度)」が
うつ危険率と強く相関していました。
「よく眠れている」と答えた人よりも、「全然眠れていない」人の方が
うつ危険率が8倍も高かったんです。
「よく眠れた感じ」も大切なら、
ムリして変えて、睡眠時間が足りない状態になると
却って良くないかも。
そもそもこの研究は、2万人の「今」を分析したもの。
今後うつになりやすいかどうかまでは、
この研究では分かりません。
今、10時間睡眠でゴキゲンに暮らしている人は、
早合点してムリヤリ7時間睡眠にしないよう、
くれぐれもご注意ください♪
自分が1日何時間寝ればいいのか、個人に合った睡眠時間を知るには
睡眠日誌(PDF)が役に立ちます。
ちなみに私は、1日9時間程度のロングスリーパーです。
必要なだけきっちり眠って、メンタルヘルスを保ちましょう。
注:
*1 「うつ危険率」は造語。正確には、文中の大規模調査においてうつスクリーニングテストCES-Dで25点以上をマークした人の割合を指す。
*2 Kaneita Y et al: Excessive daytime sleepiness among the Japanese general population. Journal of Epidemiology 15(1): 1-8, 2005.
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