効果絶大!ストレス解消法 その3 涙を流す
| 書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) | カテゴリー:ストレス解消法・ベスト |
2006年は、泣ける本、泣ける映画が流行った年でしたね。
巷では「緊迫した社会情勢が、人々を泣きたい気持ちにさせた」なーんて言われてますが、はてさて。
でも確かに思いっきり泣くと、なんだかスッキリして、ストレスが減った気がしますよね。
気のせい? いえいえ、調べてみると、実は、涙は本当にストレス解消になってるんです。
まずは涙について詳しくご説明しましょう。
涙には、3つの種類があることが知られています。
1つはふだん目を潤すために少しずつ流れている「基本的な涙」、
もう1つはゴミや痛みから目を守る「反射作用の涙」、
そして、感情が高ぶったときに流れ落ちる「感情の涙」です。
このうち、ストレス解消に効くのはズバリ「感情の涙」。
そのメカニズムは、
次の2つで説明されています。
1つめは、ホルモン排出作用。
感情の涙には、ストレスを感じると増えるストレスホルモンACTHや
脳内麻薬作用のあるエンドルフィンが含まれています。
これらが涙とともに流れ落ちると、
気分が高まり、辛い気持ちが楽になっていきます。
2つめは、感情の涙を流すこと自体がもたらすストレス解消効果。
涙が流れた瞬間、精神的なプレッシャーから解放され、
同時に、無意識領域に閉じこめていた辛い記憶がふきだすことで、
感情解放(カタルシス)作用がおきるのです。
なるほど、だから涙はストレス解消になるんですね。
「じゃあ、手っ取り早くタマネギを切って泣こう」
なんて思った方、いませんか?
タマネギでムリヤリ泣くのではダメなんですよ~
タマネギの刺激で出る涙は「反射作用の涙」。
刺激から目を守っているだけの涙なので、
ストレス解消効果は期待できないんです。
ストレス解消効果のある「感情の涙」を手っ取り早く流すには、
やっぱり泣ける映画や本が一番。
「人前で泣くな」「男なら泣くな」など、
いろんなしがらみがあって泣けないことも多いですが、
今度の週末は、こっそり泣ける映画でも見て
思いっきりわんわん泣いて、
ストレス解消してみてはいかがでしょうか。
--
参考:Fooladi MM: The Healing Effects of Crying. Holist Nurs Pract 19(6): 248-255, 2005
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