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2007年08月27日

ストレス撃退法の授業、小学校で始まる

書いた人: 佐藤未果(ライター紹介) カテゴリー:ストレス対策コラム

ストレス解消に…1分で知る! ストレス&メンタルヘルス先日、朝日新聞で
こんな記事を見つけました。

「抑うつ予防」のやり方を、
小学校の授業で教えるんだそうです。
いったいどんなことするんでしょうか。


>「うつ」予防、授業で

>小学生のころから、将来、うつ病にならない考え方や
>行動を身につけようという「抑うつ予防」の授業が注目されている。
>欧米で広く行われている「認知行動療法」という方法を通じて、
>物の見方や、問題が起きたときの解決法などを学ぶ。
>授業の後は、抑うつ傾向の度合いが
>下がるなどの効果が出ている。

(2007年8月14日 朝日新聞生活面より抜粋)


今、小学4~6年生の約15%が
抑うつ傾向にあるとの調査結果がありますから、(*1)
とても良い取り組みですね。


ところで「認知行動療法」とは何でしょうか。
一言で言うと
「考え方や行動を変えて、自分でストレスを撃退しよう」
とするやり方のことです。

とはいっても、
「すべては気持ちのもちよう、だからがんばれ」と
ひたすら勧めるだけの
「プラス思考」とはひと味違います。

「認知行動療法」では、
今まで繰り返してきた考え方や行動をどのように変えれば良いのか、
その具体的なやり方を教えてくれるのです。
これは1970年代に精神科医のアーロン・T・ベックらが開発した
心理療法の一つで、うつ病の治療に対し、
抗うつ薬と同等の効果も証明されています(*2)

詳しい内容は成書(*3)に譲りますので、
興味がありましたらどうぞごらんください。


それにしても授業で「抑うつ予防」なんて、
そんなの、昔はありませんでしたよねぇ~。

せいぜい道徳の授業で、「友達をいじめてはいけません」とか
「お年寄りには席をゆずりましょう」とか
役に立つのかよく分からない標語を
教えてもらうくらいだったような。

ストレス対処法を学校で教えてもらうなんて、
少々おせっかいな気もしますが、そこはご愛敬。
今の小学生、ちょっとうらやましいかも(笑)

ところで「うつ」って、いったいどういう状態なのか
きちんと理解していますか?
念のためおさらいしておきましょう。

うつとは、ズバリ
「落ちこんだ気持ち」のことです。

もちろん、嫌なことや悲しいことがあったら
誰だって落ちこみますが、
これは、人間としてごく当たり前の反応範囲とされています。
しかし何かの原因で、ひどく落ちこんだ状態が2週間以上続いてしまうと、
これはもう病的な範囲とみなされ、
「うつ病」あるいは「抑うつ状態」という名前がつくわけです。

自分の感情の流れを理解し、うまくつき合う。
小学生のみならず、大人になった今こそ
重要なことかもしれません。


--

*1 2007年6月27日 朝日新聞夕刊「抑うつ状態の小学生 自殺考える傾向4倍」より抜粋
*2 デビット・D・バーンズ著:フィーリングGOODハンドブック p.xix
*3 認知行動療法のおすすめ書籍
・デビット・D・バーンズ著:いやな気分よ、さようなら
 認知行動療法の第一人者が書いた本。ぶ厚いけど、名著です。 
・大野裕著:こころが晴れるノート
 こちらは薄くてとっつきやすい。著者は雅子様の主治医でもあります。




次回も読んでくれます?
すごく Yes の方 投票する! 
やや Yes の方 投票する? 
別に … の方 ハーブ でも飲んで、もっと素直な子になって下さい


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