ロストジェネレーション世代こそ、うつ予備軍?
| 書いた人: 佐々木真理 | カテゴリー:ストレス対策コラム |
昨年の初夏に、知人の34歳女性が「私、うつ病だったんです」と告白。これにはびっくりしました。というのは、彼女はいつもはきはきした口調で性格もアクティブなので。
でも心は常に苦しかったのだといいます。入社してから8年目にうつ病とわかり、それから2年間もの間通院しましたが、会社へ通うだけで精一杯。彼女を入れて3人しかいない部署で、いつのまにかリーダー的な存在になって重圧を感じたことが原因だとか。
「辛かったのは会社で悩みを打ち明ける人がいなかったことね」。
その後退職願を出したものの人手不足で受理されず、やっと今の部署に異動したところ重圧もなくなり、病気も緩和したとか。でも孤立状態に戻ったら、元のうつになる可能性が高いと医者にいわれたそうです。
彼女はロストジェネレーション世代、いわゆる就職氷河期の1970年から1980年生まれ。企業では少数派で、同年代が少ないために孤立しやすく、悩みを打ち明けられる上司にも恵まれないそうです。彼女のようなロストジェネレーション世代こそ、うつ病あるいは予備軍が多いといえるのではないでしょうか。
その証拠にロストジェネレーション世代が最も精神障害の労災請求が多いと報告されています。
■精神障害等の年齢別請求及び支給決定件数一覧 表2-4
こうした状況の中、ロストジェネレーション世代間では「自分で自分の身を守ろう」と合言葉のように確認しあっています。危機感からロストジェネレーション世代同士の結束を高めることによって、世代間を超えたコミュニケーションの活性化に尽力できるという可能性も見えてきます。
株式会社イントゥワンが企業で働くホワイトカラーのメンタル的な分析・支援サービス開始というニュースもありますが、専門家によるメンタルなサポートを受けながら、コミュニケーションを深め、孤立しないことが世代を問わず大事なことでしょう。
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