オーバーワークで体内時計が狂ってしまった30代女性
| 書いた人: 佐々木真理 | カテゴリー:ストレス対策コラム |
私の親友で派遣社員をやっている30代女性が
「最近職場で、同じぐらいの女性がうつなってさぁ…」とため息まじりで、その女性の症状を教えてくれました。
人一倍仕事熱心だったその女性はある日突然、無断で会社を休むようになったのだというのです。
心配した上司と同僚が精神科クリニックに連れていくと、そこでうつと診断。
原因は昼夜逆転の仕事を一人でやるようになったために、体内時計が狂ってしまったから。
責任感が強いために、ついつい残業となり、徹夜となり…生理まで止まって、婦人科へもいけず、そのまま仕事を続けているうちに、心身共に悲鳴を挙げてしまったそうです。
うつは「睡眠障害」と密接な関係にあり、「狂ってしまった生活のリズムを直す」のが最適の治療。
体内時計は「時計遺伝子」と呼ばれ、体をコントロールしながら体を動かしています。さらに心臓、胃、肝臓などの臓器や皮膚までそれぞれの「時計」があり、これらの時計を把握し、定期的に時間をリセットしているのが「脳の時計」。その狂いが続くと脳の時計も混乱して、自律神経失調症になる。そして、うつが待っています。
この脳の時計の狂いを改めることが生活リズムと関係のある疾患(うつを含む)の改善方法を、神戸大学の岡本均教授がわかりやすく発表しています。
PDF → http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/10/06092713/004/018.pdf
うつになったこの女性は、医者から生活を朝方に変えるように指導されました。
太陽の光をたくさん浴び、1時間以上の昼寝をしないことと、夜は長時間明るい部屋で過ごさないことも大事。
会社は彼女に故郷の鳥取で休養するようにと勧めましたが、負けず嫌いの彼女は帰省を拒否。
そこで10日ぐらいの小旅行に出かけ、帰ってから調子の良い日の昼間に通勤して少しだけ仕事をしているとか。
うつを理解してくれる周囲の温かなまなざしも、貴重な薬かもしれないですね。
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