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2009年09月08日

うつで悩んでいるのはあなただけでない
~他人の「うつの悩み」を読んで気持ちを落ち着けよう~

書いた人: あづちゃん(ライター紹介) カテゴリー:ストレス対策コラム

うつや不眠など心の病になった経験のある人は「自分と同じ症状の人の体験談を聞きたい!」と思う人がほとんどではないでしょうか?私は今まで200人以上精神科通院歴のある人とお会いした経験がありますが、うつ、統合失調症、パニック障害とさまざまな病気と診断された人がいて、まったく同じ症状という人は一人といませんでした。

でも「自分と同じ症状の人がどんなことで悩んで、どう乗り越えてきたか」ということは知りたいですよね。そこで今回は心の病で悩む人に読んでもらいたい本を紹介します。「今うつだから本なんて読めない」という人でも読みやすい本を選んだので、まずは1ページめくってみてください。


【おすすめ本その1】
失踪日記 吾妻ひでお著(イースト・プレス)

元祖オタク系漫画家として熱狂的なファンを持つ漫画家が、漫画を描く事が嫌になってアルコール依存症に、そして失踪。その後の放浪生活をまとめた実話漫画。これらのヘビーな出来事を単にリアルに(もしくは大げさに)表現すると、普通は単なるディープなマニア本になってしまいがちだけど、あえて笑いを盛り込んだエンターテイメント性が高い漫画として成立しているのがすごい。

作者は、本当はジェットコースターのような浮き沈みの激しい自分の人生に悩み苦しんでいるのかもしれない。でも、どんな負のパワーに襲われたときも、
自分自身でプラスに転じるパワーを持っているのが彼の魅力のひとつでもあり、それが作品に反映されているのだと思う。

どんなにうつで落ち込んでいても、これを読んだらつい「クスッ」と笑えそうな1冊だ。


【おすすめ本その2】
トランス 鴻上尚史著(白水社)

高校時代の同級生の男性と女性、そしてオカマ。この3人が繰り広げる三角関係という少女漫画の定番みたいなシチュエーションを、精神病者の恋愛をテーマにで書き上げた戯曲集。心の病にかかった男性を見守る女性とオカマがとてもせつなくていい。

この戯曲集はビデオにもなった。以前、私はある雑誌に「トランス」のビデオのレビューを書き、その直後に編集長から「トランスのビデオを見たよ。よかったよ」という感想をいただいた。自分の大好きな作品をほめてもらえただけでもうれしかったのだが、しばらく経って、その編集長の元で働く部下からこんなことを言われた。
「実はうちの編集長は演劇嫌いなんです。でも先輩(←私のことをさしている)のレビューを読み、トランスのビデオも見て『よかった』と言ってたようだし。編集長が演劇に対して肯定的な感想をいうなんて驚きました」。

演劇嫌いな人が見ても「よかった」と言わしめる作品。
トランスはそれだけの魅力を持つ作品なのだ。


今回紹介した本はいかがでしたか?うつ病になったことのある友人は「本など活字を読む気になれない」けど、漫画や絵本など活字の少ない書物だと「本をめくる気分になった」という体験談を教えてくれました。「本を読まなくては」というプレッシャーは自分を追い込んでしまって逆効果だけど、気分のよい日には読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。




次回も読んでくれます?
すごく Yes の方 投票する! 
やや Yes の方 投票する? 
別に … の方 ハーブ でも飲んで、もっと素直な子になって下さい


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